本命はボルドグフーシュ。半ば応援馬券でした。ボルドグフーシュは大好きだったアスクビクターモアの姿を思い出させてくれる馬。菊花賞でアスクビクターモアをハナ差まで追い詰めた馬。長く良い脚が使える馬で、アスクビクターモアのファンとしては、本当に恐ろしい脚でした。アスクビクターモアが菊花賞を勝って、自分でも信じられないくらいの喜びを感じ、舞い上がった翌日の日刊スポーツにボルドグフーシュの調教師宮本氏のコメントが載ってました。
「大きなハナ差でした」
宮本氏はガックリと肩を落としたとありました。
あのハナ差の決着は負けた方にしてみれば、相当悔しいでしょう。その年の有馬記念にボルドグフーシュは参戦しました。相手はあのイクイノックス。相手が悪かった。でもやっぱり有馬記念も長く良い脚を使って2着になりました。
長期の休みを経て、チャレンジCで復帰。4着で、ケガ明けの割にはまあまあな結果。距離も2000Мで、適正距離よりは短めだし。そして今回のAJCC。距離2200Мは良いと思いました。元々実力馬だし、今回も好メンバーが揃いましたが、ボルドグフーシュが戦ってきた相手も強かった。馬券内はあり得ると思いました。
4角回って本来なら大きなストライドで伸びてくるのですが、私流の言葉で言うと木馬走りみたいになってしまっていて、これはちょっと…ってなりました。良い時の推進力がまだ無かったです。それでも結果を見てみると、4着まで来てました。やはり地力はあるんだなという印象。
なんとかタイトルを取らせてあげたいという陣営のコメントも出てましたが、GⅠ馬になれるだけの馬だと思います。
アスクビクターモアは4歳になってからは、私の目には、走ることに疲れたような馬に映りました。当時は騎手の乗り方や距離、枠などが問題視されてましたが、私はアスクビクターモアの心の問題だと思ってました。勝負根性が取り柄の馬だったのに、簡単に走ることを諦めるような。そしたら夏、暑さに負けて逝ってしまった。やはり心が弱ってたんだと思いました。だからアスクビクターモアが本気で走ったのはあの菊花賞が最後。ボルドグフーシュはアスクビクターモアが最後に本気で戦った相手として、私にとって特別な馬なのです。
ボルドグフーシュ、アスクビクターモアが取れなかったタイトル天皇賞(春)を是非勝ち取ってください。陰ながら応援してます。
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