昨年最後の映画鑑賞は『栄光のバックホーム』でした。
ガンのため亡くなった、阪神タイガースの若手選手横田慎太郎さんのノンフィクション映画です。お涙頂戴映画と言ってしまえばそれまでですが、映画作品として及第点だと思います。
子供の頃から野球に打ち込んできて、プロに入り、期待もされ、これからという時に病に侵される…どれだけ悔しく、無念だったろうと思います。この横田選手に焦点を当てると、お涙頂戴映画になってしまうのですが、横田選手のお母さんに焦点を合わせて見ると、息子と共に病と戦い、息子の死を乗り越えて生きようとする女性の物語になります。そこに私は感動しました。本当に強くて賢い、立派な女性だと思いました。演じた鈴木京香も良かったです。
また横田選手の、
「どんなに小さくてもいいから、目標を持つと良いです。口だけでなく、その目標を達成するために努力するのです」
というような、自分の体験談を語る講演でのこの言葉にも共感しました。私も仕事をしていて、つまんない些細な目標でもいいから、その日の目標を持って仕事をすると、モチベーションも上がるし、その目標を達成できた日の帰り道は充実感で一杯になります。そんなことに最近気付いたので、この横田選手の言葉が出てきた時、あっ!そう!そうだよね!と、思いました。この小さな積み重ねというのは競走馬を育てるホースマンたちにも通じるのではと思います。
本作は道半ばで死んでしまう若者の悲劇であると同時に、そんな悲劇を乗り越えて生きようとする母親の映画でもあります。そして作り手の、横田慎太郎という野球選手を知ってもらいたいという熱い想いも感じられる映画でした。だから、やっぱり泣けます!ゆずが歌う『栄光の架橋』が更に泣かせます…ズルイです!(笑)ほぼ満席になった劇場内は終始鼻を啜る音がしてました(笑)私のタオルハンカンチも湿りました(笑)『火垂るの墓』並に泣けます
パンフレットの表紙には「全ての横田慎太郎に捧ぐ。」となってますが、私は「全てのお母さんに捧ぐ。」と書きたいです。
泣ける映画が観たければ是非!
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