学術文庫のような本ですが、平易な文章で、とても読みやすかったです。
馬の習性や特性、馬の記憶力や心理を調べる実験と結果など、馬を知るための本。更に競争馬のセカンドキャリアのことにまで触れてます。
本書を読むと、馬は犬と似ていると思いました。馬も犬も人のパートナーになれる知恵と心を持っている印象。
今後馬がもっと身近な動物となり、子供たちに馬に興味を持ってもらい、馬に関する仕事をする人が増えるようになればというような著者の展望も記されてました。
しかし馬は犬や猫と違って大きな動物。扱い方を間違えると大怪我をします。本書でも正しい馬の機嫌の見方や、馬が嫌いなもの、パニックになる事などの解説があり、勉強になりました。
保険事務の仕事をしている友人は、以前馬関係の仕事をしている人たちを担当したことがありまして、こんなことを言ってました。
「馬はかわいくておとなしい動物だけど、やっぱり危険だよ。騎手だけでなく、調教助手の人や厩務員さんとかの馬関係のケガは、書類読んだだたけでも目を覆いたくなるような酷いケガが多い。よっぽど馬が好きでないと務まらない仕事だと思う」
その友人の印象では、落馬によるケガよりも、馬に蹴られてのケガが多いとのこと。
ちなみに、騎手のケガで多いのは鎖骨の骨折だそうです。鎖骨を折ってボルトを入れても、再度落馬した時の衝撃やレースで激しく馬を追った時のあの動作でボルトがズレたりするそうです。場合によっては直接騎手に電話して話す機会もあったそうですが、ジョッキーという特殊なお仕事の人たちだけど、意外にまともで、物分りの良い人たちだったよって言ってました(笑)
話がちょっと脱線しましたが、ホースマンの仕事は馬の正しい知識と愛情が必要不可欠ということですね。
先日は別の友人が、来年帯広畜産大学を受験する娘さんを連れて、オープンキャンパスに行って、ばんえいの馬を見たらしいのですが、襲ってこないのは分かってはいても、やっぱり慣れないと怖くて近づけなかったと言ってました。顔だけでもすっごくデッカイ!と、写真を送ってくれました(笑)
本書の著者が、馬の未来のためにも、馬をもっと身近な動物にしたいと強く訴えてるのも、やはりその道のりはそう簡単ではないからなのでしょう。でも、そんな目標に向かって頑張っている人たちを応援したいと、本書を読んで思いました。
以下の対応が可能です。
※ミュート機能により非表示となった投稿を完全に見えなくなるよう修正しました。これにより表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。