「ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い」
ゲーテの綴りは[Goethe]なのだが、現代ではカタカナ表記は「ゲーテ」に統一されている。
原文を読んだワケではないので迂闊な事は言えないが、森鴎外は「ギョオテ」と書き、北村透谷は「ゴエテ」と書いたらしい。当時の知識人たちは綴りを各々が各々の発音で表記していたようだ。
そりゃあゲーテだって「俺の名前はそんなんじゃねぇよ。」と言いたいだろう。
オレ?( ̄▽ ̄;)チガウヨ?
これとは逆のパターンはローマ字表記でお馴染みの「ヘボン式」だ。
ヘボンの綴りは[Hepburn]なのだ。気付いたかもしれないが敢えて書くと、あのオードリー・ヘプバーンの「ヘプバーン」と同じ綴りである。
こちらは耳から入った発音をそのまま「ヘボン」と表記したのであろうと想像出来る。
だからと言って、今さらローマ字表記の形式を「ヘプバーン式」には出来ないし、オードリー・ヘプバーンをオードリー・ヘボンとも呼べない。
まあ、オードリー・ヘボンの方が元の発音に近い気はするのだが。
( ̄▽ ̄;)
以上、
『辞典事典字典
ベスト255ガイド』
(講談社+α文庫)
からの引用でした。
m(__)m
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